取説ダンディ Vol.4

Vol.3まで国産カメラを取りあげましたので、このあたりで舶来カメラを見てみたいと思います。

今回はバルナック型ライカ最期のモデルである「ライカ ⅢG」です。

発売は、M型ライカ最初のモデルであるM3登場より遅い1956年。1960年まで生産されました。

M型のようなブライトフレーム(50mm/90mm)とパララックス補正機構を搭載しており、バルナック型とM型の橋渡しとなった機種といっていいでしょう。

取説ダンディの方はというと…すでに表紙に登場してしまっています。

若き日のレオナルド・ディカプリオを思わせる若者。

「フッ…」という吐息のような笑い声が聞こえてきそうな表情です。

この顔は、恋人や家族を撮影する顔ではないですね。

スクープや機密になるようなことを撮影する顔です。

そこがなんともドイツっぽいといえばドイツっぽい。

取説の中では、ちょっといい感じになってます。

あ、やっぱり良からぬものを撮ってますね、この顔は。

で、何を撮っているのか。

…元気に走り回る子供たち!

そうでしたか。勝手な思い込みで勝手な想像をして申し訳なかったです。

ん?何か別の被写体にもカメラを向けているようです。

あー、そうですか。なーんだ。そういう事ですか。

ってことは、子供はダシに使ったということですか。

まぁ、それを責めたところで、表紙と同じく「フッ…」と小さく笑って無言でしょうね、このダンディは。

そんなダンディからの役に立つ情報がこちら。

速写ケースをつけて撮影する際の正しい例と悪い例。

レンジファインダーカメラで撮影の際には、ケースはもちろん、キャップやストラップ等、レンズ直前の遮蔽物に気をつけなければなりません。

取説ダンディからのアドバイスでした。