前回「キヤノン New F-1」を取り上げましたが、そういえばこれを取りあげていませんでした。
ニコンを代表する名機中の名機であり、New F-1とはライバル機同士といってもいいであろう『ニコンF3』です。
F、F2に続くフラッグシップ機として、初めて電子式シャッターと絞り優先AEモードを搭載して、1980年に発売されました。
その完成度や操作性、堅牢性は、今や語り尽くされている感もあります。
また、NASAの指定機となり宇宙へ行ったり、冒険家・植村直己とともに極地へ行ったり、あまたの報道カメラマンとともに取材現場へ行ったり、多くの派生モデルが誕生したり…と逸話もとにかく多い。
デザインは、60年代に車のデザインで有名になり、のちに「イタルデザイン」を立ち上げ、車以外の分野でも多くの優れた工業製品のデザインを手がけたイタリアの世界的工業デザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロ。
スタイリッシュさと機能美が絶妙に両立されているスタイリングは、21世紀の現在でも十分に通用します。
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で有名になったデロリアンも、ジウジアーロの手によるものなのだそうです。
そんなF3の取説ダンディは、さぞかし洗練された人物なのでしょうね!
さあ、みてみましょう!
!!!…???…ん?
あ”あ”あ”!このダンディ、「ニコンFE」のダンディと同一人物ではないですか!
なんだよー、もー!
FEの頃に比べて、少し清潔感が増しているではないですか!
騙された感がすごいよ!
なんだか腹立たしい!
なんて日だ!!
しかも相変わらず美女を撮影しているじゃないか!
ますます腹立たしい!
…ぐぐぐ、こんなことで腹を立ててばかりいてもエネルギーの無駄なので、気晴らしに『ニコンF3 ハイアイポイント』の取説ダンディも見てみましょう。
ふん、F3のダンディとは別人でした。ハイアイポイントだけに、眼鏡をかけていますね。
それで…えーと…えー…
………
………
…あ”あ”あ”!
ニコンさん、ここはF3のダンディに眼鏡をかけさせるべきでしょ!
でないと面白くないでしょ!
なにもコメント浮かばないよ!
もう何に腹立てているのか判らなくなってきた!
なんて日だ!!