今回は、前回予告しました『ニコン F2フォトミック』です。
発売は1971年。F2に、中央部重点測光方式のTTL露出計「DP-1」をを搭載したモデルで、発売時はF2アイレベルと同時にラインナップされていました。
レンズ装着時には、ファインダー側にある露出計連動ピンとレンズ側の連動爪(通称・カニ爪)を合致させて装着した後、絞りリングを開放絞りいっぱいまで回す、いわゆる「ガチャガチャ」と呼ばれる動作が必要となります。
今となっては面倒な動作かもしれませんが、この一手間がまるで撮影前の儀式のように思えて、なんだか気合いが入ったような気になるから不思議です。
F2フォトミックのダンディも気合いが入っているでしょうか。

気合い、入ってます。目つきと眉間のシワでわかります。
沖雅也を思わせる精悍さ。
撮っているものはといえば、

沖雅也、といえば、撮っている相手はやっぱり日景忠男かな…
…ではなかったですね。 ミニスカの女性でした。 しかも山下公園で撮ってます。氷川丸の前、定番の撮影スポットですね。
横浜まで出張ってきたからには、きれいに撮らないとフラれる可能性だってあります。気合い入りますよ。
あ、ガチャガチャで気合いが入っているワケではなくて、下心で気合いが入ってるのか…。
それもまた、ダンディの証ということにしておきましょう。
次回は、発売の時系列に沿い、『ニコン F2フォトミックS』でございます。