レタッチに挑戦

戦後、間もない頃のドイツのカメラを知人からいただきました。メーターは不動なのですが一通りシャッターは指示通り作動しているので早速、カラーネガをセットし試し撮りに出かけました。

シャッター幕の傷みが原因と思われる光線漏れと幕の開閉の不具合により全コマが上記のような仕上がりになりました。仕事柄もう少し慎重にチェックするべきだったと反省しております。ただし、撮影した全てをゴミ箱に捨てるには心苦しくもあり比較的修正しやすそうなカットでレタッチに挑戦しました。フイルム現像時に依頼していたデジタル画像を利用しパソコン(今回はフォトショップ)で作業しました。どうにか写真が蘇ったように思います……。

Schneider TELE-XENAR 3.5/135(M42)

今回のような例だけではなくデジタル撮影にもゴミが原因と思われるカットや古いネガは保管の状態によってカビが発生します。少なからず再プリントの際に困った経験はありませんか。簡単なものはご自分での修正も可能でしょうし、難しいものはプロに任せて写真を蘇らせてはいかがでしょう。

※カツミ堂ではレタッチのご依頼は承っておりませんのでご了承ください。