中判銀塩カメラ「プラウベル マキナ67」

camera: PLAUBEL makina67
lens: NIKKOR 80/2.8
film: fujifilm pro400H

私事ですが、初めての6×7です。蛇腹を伸ばす〝タスキ〟に組み込まれたアームで距離計を調節するなど、かなり個性的なイケメンさん。

      持ち運びの時は、蛇腹を折りたたんで収納できます

6×6とも6×9とも異なる〝6×7〟という画角。その独特な表現力に魅了されます。シャッター軸に距離計、レンズ側に絞りとシャッター速度レバーが付いているので最初はホールドの仕方に手こずってしまいました。
いかにもメカニカルカメラを扱っているという感じがなんとも楽しいカメラです。

            距離計とシャッター

レンズは世界が認めるニッコールレンズ。
個人的には35ミリ用ニッコールと比べるととても優しく柔らかく描写されているように感じました。
また設計はコニカ、製造はマミヤが担当したそうです。
ドイツのプラウベル社を買収した「ドイ・インターナショナル」から販売され、670・W67など後継機を生み出すも1987年にマキナシリーズは終焉を迎えました。

操作感や描写力が唯一無二の存在、マキナ67。
露出計も搭載されているので軽快な撮影ができました。
状態の良いものは手軽に購入できる価格帯では無くなってきていますが、プロの愛好家が大勢いらっしゃるのも納得のカメラです。
迷わず操作出来るとカッコいいですね。