あっ! 可愛い〜い。

この顔、このポーズたまりませーんです。私の声色をよそに、彼女(?)は隣の公園の砂地でゴロゴロ寝まくりゆっくりと柵の下から消えてしまいました。

残念に思う私をじっと見つめてくれる若々しい女の子の三毛猫ちゃん。慰めてくれていると思う私は精一杯の流し目で応えたのですが……

彼女は鼻先で舞う小さな蝶につられてあっと言う間に走り去ってしまいました。置き去りにされた私の足を止めさせたのは、車のかたわらで日向ぼっこの老猫ちゃんでした。

*Nikon Ai105/1.8