Voigtlander NOKTON 50mm f1 Aspherical

コシナ製フォクトレンダーブランドのニコンZ用レンズ、「NOKTON 50mm f1 Aspherical」をお借りしたので、短時間ですがテスト撮影してきました。
フォクトレンダーブランドの35mm判用レンズで最も明るく、自社生産の研削非球面レンズを第1面に使用し、描写とサイズに配慮しているとのことです。また、ニコンのライセンスを取得しCPUを搭載しているので、Exif情報、手振れ補正、MFサポート(ピーキング、拡大、フォーカスフレーム色変化)を利用できます。

全長:66mm
最大径:79.3mm
重量:598g
レンズ構成:7群9枚
絞り羽根:12枚
最短撮影距離:0.45m
フィルター径:62mm
※以下のは像はブログ掲載用にリサイズしております

絞り開放(f1)
f1.4
f2 既に2段絞った状態で、花弁の筋もハッキリわかる状態
f2.8
f4
f5.6 
f1
f1
f1                      
f1 ダリア
f1 ヤマユリ
f1 雨上がりの蓮
f1
f2

撮影し始めはフォーカスエイドが使えるとはいえ浅すぎる被写界深度に苦労しましたが、普段のオールドレンズ撮影と同様、拡大と併用することでスムーズに合焦点に合わせられるようになりました。
絞り開放時はかなりソフトな描写に見えますが、オリジナル画像を拡大すると合焦点はしっかり解像していて、非常に浅い被写界深度の結果ソフトに見えているようです。
超大口径レンズは、常時絞り開放で撮らねばならないという呪縛にとらわれがちですが、他のレンズには不可能な、f1.4やf2を「絞って」撮れるという大きなメリットもありますので、是非手に取っていただきたいと思います。

絞り開放・オーバー目の露出・モノトーンという条件で撮ると「古い写真」ぽさが出せるのではないかと思っています。