日本カメラ博物館特別展『19世紀から21世紀へ とびだす!ひろがる! ステレオ&パノラマカメラの歴史』

日本カメラ博物館にて、10月29日より特別展『19世紀から21世紀へ とびだす!ひろがる! ステレオ&パノラマカメラの歴史』が開催されます。

ステレオカメラは、2つのレンズを左右に並べて同一の被写体を撮影するカメラです。撮影した2枚の写真を、ビューワーなどを使用して左右それぞれの眼で鑑賞すると、被写体を立体に見ることができます。パノラマカメラは、広い範囲を撮影するためのカメラで、超広角レンズを使用したものやレンズやカメラ本体を回転させるものなど、いろいろな種類が作られてきました。

今日では、XR(クロスリアリティ)、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)などに関するニュースや、実際に体験することができる機会が増えています。これらの実現への挑戦は現代に始まったものではなく、映像媒体である「写真」が誕生する1830年代から取り組まれてきたものであり、古くから人々が映像や視覚体験に求めてきたものであることがわかります。

今回は、そうした視覚体験の起源ともいえる「ステレオ(立体)写真」や「パノラマ写真」を撮影するカメラについて特集し、進化の過程を紹介する特別展です。ステレオ写真を撮影するカメラや鑑賞装置、パノラマ写真を撮影するカメラなど、 歴史を追って実物資料を展示します。このほか、会場の一部では、ステレオ写真を実際に鑑賞することができるコーナーや、パノラマ写真なども併せて展示します。

日本カメラ博物館公式ホームページより

パノラマ写真は、広角レンズでは得難い、鳥観図のような感動的広がりを堪能できます。

現在でもデジカメやスマホにその撮影機能が搭載されているのも納得です。

現在では稚拙に思えるステレオ写真も、当時は新鮮な驚きをもって受け止められたであろうと想像します。

奥行き、というよりも、層が重なって立体に見える感じは、今では逆に面白く感じてしまいますよね!

何故、人は時代を超えてパノラマ写真やステレオ写真に魅了されるのか…。

その秘密が垣間見れるかもしれません!

※展示詳細についてはこちらからご確認ください。

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◎開催期間:2024年10月29日(火)~2025年2月20日(日) 

◎感染症対策について:手指消毒など、感染対策を実施しております。

◎開館時間:10:00~17:00

◎休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日の火曜日) 

※年末年始休館2024年12月28日(土)~2025年1月5日(日)

◎入館料:一般 300 円、中学生以下 無料 ※団体割引(10名以上)一般 200 円

◎所在地:〒102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル