邦画でも女性の圧巻なアクションシーンを観たい!
こんな方におすすめなのが日本発のガールズアクション「ベイビーわるきゅーれ」シリーズです。
テンポのいいマーシャルアーツやガンアクションを堪能できる作品となっています。
【あらすじ】
主人公の殺し屋コンビ、杉本ちさとと深川まひろのコンビは様々な任務をこなす殺し屋協会の凄腕ヒットマン。
任務がてら休暇を兼ねて宮崎県を訪れるも、所属している協会からのターゲット松浦を孤高の殺し屋・冬村かえでに先を越されてしまう。
対立している間に松浦を取り逃がしてしまい、格闘戦が得意のまひろもかえでの体術に歯が立たずボロ負けしてしまう。
辛くも命拾いした2人は宮崎支部の先輩、入鹿みなみとチームを組み冬村を追跡する…
華麗なバトルシーンとアンニュイな会話劇が魅力のベイビーわるきゅーれシリーズ。
阪元裕吾監督のもと、杉本ちさと役を先日NHKの朝ドラ主演が発表された髙石あかりさん、深川まひろ役をスタントパフォーマーとして世界で活躍する伊澤彩織さんが続投。
第3弾となる今作では、最強の刺客となる冬村かえで役に池松壮亮さんがキャスティング。力強いマーシャルアーツを繰り広げます。
今回不本意ながら(?)チームを組む職場の先輩、入鹿みなみ役で前田敦子さんが好演。物語を彩ります。
またシリーズでおなじみ、組織の掃除屋コンビの活躍も見れます。
そんな今作に出てくるカメラは…
まひろさんが首から下げている銀色のコンパクトカメラ。カラフルなストラップを付けたフィルムカメラですね。
ファインダー正面にセルフタイマーレバーが付いていることから、オリンパス製のコンパクトカメラのようです。
巻き上げレバーが上部に付いていますね!
これはオリンパス35DCで間違いないようです。
操作する場面こそ出てきませんが、バカンスを楽しむ2人にとって欠かせない道具であるみたいです。
オリンパス35DCは1971年に販売されたコンパクトカメラです。
初心者には敷居の高い露出設定をカメラ任せで行える便利なプログラムAEカメラで、“デラックスなコンパクトカメラ”から「DC」と銘打たれているようです。
後にバッテリーチェックボタンを追加したマイナーチェンジモデル「オリンパス35DC(BC)」が登場します。
このカメラ、電池が無いと作動しないカメラですがシャッター自体は機械制御式の不思議なカメラです。
カメラの露出計指針が適正範囲内に収まっていないとシャッターが落ちない仕掛けになっているそうです。
【まとめ】
映画版1、2と見てきた筆者的には非常に満腹な一本でした。
王道なストーリーながら、主役2人による軽快なやりとりや息もつかせぬガン&肉弾アクション。
心に孤独を抱えるかえでの繊細な描写など、見ごたえある112分でした。
エンドロールに流れる女王蜂の「狂詩曲」が心地よい余韻を与えてくれました。
このシリーズ独特の“フリートーク(?)”は好みが分かれるかもしれませんが、ハイクオリティな戦闘シーンのいいスパイスになっている様に感じました。
シリーズファンの方にはもちろん、これから1、2を見る方にも安心して(?)おススメできる楽しめる作品でした。
出典:ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ (2024年)
監督:阪元裕吾
出演:髙石あかり、伊澤彩織、池松壮亮、前田敦子…etc