ライカ X1 @初台

ライカ X1のご紹介です。2010年にリリースされて現在は生産終了しています。

有効画素数1,220万のAPS-CサイズCMOSセンサーを搭載したコンパクトデジタルカメラです。

レンズはELMARIT 24mm f2.8 ASPH.フルサイズ換算で35mm相当です。

35mm広角レンズを付けたバルナックカメラのような感覚で軽快に撮影ができる単焦点コンパクトデジタルカメラとなっています。

動画機能はありません。DNG(Digital Negative)RAW画像形式が可能です。常に忍ばせておける軽さでAPS-CのRAW画像が記録できるので、日々の作品作りにもってこいのカメラといえます。
DNG+jpgも当然可能です、JPG S.fineとJPG fineがあります。
手ブレ補正、連写あります。フィルム選択というライカ流の色調選択もあります。標準/Vivid/Nature/白黒Nature/白黒 high contrastの5種類でjpegで記録が可能です。他にもシャープネスと彩度とコントラストを各3段階で調整可能となっています。
白黒Nature
白黒 high contrast
Vivid
ISOは6段階で100~3200までです。絞りとシャッタースピードはダイヤル操作で使いやすい。

EVFはありませんが、メニュー内の『外部ファインダーをOn』に設定して、シャッターを半押することでピント合焦時に緑色のLEDが発光するようになります、これによって35mmの外付けファインダーをつけた時でも、覗きながらピント合焦を確認することができる仕組みで、より感覚的な撮影も楽しめます。

設定できるアスペクト比は3:2で固定です。
ポップアップ式の円柱ストロボは芸術とデザインの融合を感じさせるドイツ然としたデザイン。
ISO100の時にF2.8で2mフラッシュが届きます。ISO感度を上げて照射距離を伸ばすといった具合。
電源オンで沈胴が伸びレンズが出てきます。ゴミが入るとしたらこの隙間なので気を着けたいところです。
使わない時は密閉しておきましょう。電源起動から撮影までがそこそこ早く快適といえます。
最短撮影距離は(標準時で60cm)で(AFマクロモード時で30cm)です。このテーブルフォトはAFマクロモードの最短撮影です。着席しながらスマートに撮れるし、シンプルでさりげないライカデザインは周囲の人の目も気にさせません。やや広角気味に写ります。
APS-Cサイズのセンサー搭載のカメラの中でも小さく軽いので、現在でも大変魅力的なカメラとなっています。

数あるライカレンズの中でなぜエルマリートなのだろうと思いましたが、使ってみると腑に落ちました。

MADE IN GERMANYのコンパクトデジタルカメラ『ライカ X1』でした。