フィルム試写「白黒フィルム・ARISTA EDU ULTRA100」

最近、一種類のカラーフィルムをひたすら使い続けていたら若干マンネリになってしまい、このままではいかん!と新規開拓することにしました。

せっかくどうせ違うフィルムなら、写真といえば白と黒の世界から始まった!
ということでモノクロフィルムで完全に気分を変えていきたいと思います!

今回「ARISTA EDU ULTRA100」を試写してみました!
チェコスロバキア産のフィルムです。チェコスロバキアのフィルムって新鮮だな〜と思っていたけど、ロモグラフィーのモノクロも同じ原産国だったような…。感度100の他に200と400があります。こちらのシリーズ、元々は写真を学ぶ学生さん向けに製造されたみたいですね。

パトローネは外箱とほぼ同じデザインで、間違えることはなさそうです。
箱の中は現像の方法などで耳なし芳一みたいにびっしりです。

価格はかなりリーズナブルで、気軽にチャレンジするにはもってこいですが、写りは果たして…。

今回はキヤノンのレンジファインダー機の『II D改型』にトプコール50/3.5(固定鏡胴)を使用しました。

どちらかというとシャープネスが強くコントラストが高い印象ですが、暗部も結構残っている感じがしました。
トプコールの澄んだ空気感を表現するのには相性が良かったかなと思います。

こちらは長時間露光を試してみました。1955年製のレンジファインダー機で長時間露光は不安でしたが、うまく写ってくれました。

画像はフジのフロンティアでデータ化してます。

こちらはアクロス100で撮りました。(ニコンF &Ai50/1.8)

もちろん機材と被写体の違いもあると思いますが、富士フイルムのアクロス100と比較すると、アクロスの方が階調が豊かで柔らかい表現なのかな〜って思いました。状況に応じて撮り分けるのも良さそうです。

今回モノクロフィルムを試写してみて普段カラーで見ている世界を白黒で表現するということ、光と陰の見方をすごく考えさせられて勉強になりました!
「ARISTA100」で時代を超えて受け継がれる白黒世界に飛び込んでみてはいかがでしょう?