銀塩一眼レフカメラ「ミノルタ SR101」

camera: minolta SR101
lens : mc rokkor 50/1.7
film : Kodak Gold200

1975年に登場したミノルタ製の一眼レフです。1966年に発売された同社の名機「SR-T101」の改良モデルとして誕生しました。SR-T101前期モデルに搭載されていたミラーアップレバーや、SR505にある絞り指標確認窓などが省略されていますが、必要な機構は備わっているシンプルなカメラです。

上部から見たところ。すっきりしていて非常にシンプルです。シャッターと巻き上げレバーが同軸で、オシャレなデザイン。

裏蓋にはフィルムメモホルダーが。空の状態だと感度早見表が記載されていて、スペースに無駄がありません。

底部には電池格納室と露出計スイッチが。電源が必要なのはここだけで、電池がなくても撮影自体は可能です。

プレビュースイッチ。巻き上げてからじゃないと押せないので注意です。

mcロッコールレンズなら開放測光が使用できる様に、測光レバーが付いています。同じシステムはニコンのAi方式が有名ですが、Aiシステムの第一号「ニコンFM」が生まれる10年以上前のSR-T101から採用されているのはさすがです。

試写の結果ですが、

ピントはきちっと合っていますが、バキバキにシャープ過ぎないとてもまろやかな描写に感じました。

近くに寄って一枚。葉っぱの解像感や発色の良さは非常に好感が持てました。

ザ・カメラという出で立ちのSR101。メインはデジタルの方も、サブ的ポジションで本格一眼レフを試してみてはいかがでしょうか。

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