秋の銀座は 柳散る

『秋の銀座』と言う歌を偶然に知る機会があり、琴線に散る柳を求めて西銀座通り八丁目から一丁目まで柳並木を歩いてみました。銀座柳通りを右折して……

秋の銀座は 柳散る
散る散る柳は 胸に散る
夢は桃色 恋の夢
さめて淋しい 胸に散る

秋の銀座は 柳散る
散る散る柳は 窓に散る
待てど暮らせど 来ぬ故に
くもる吐息の 窓に散る

秋の銀座は 柳散る
散る散る柳は 風に散る
人の儚さ 夜の辛さ
ものの哀れの 風に散る

詩:久保田宵二(1899-1947)
曲:江口夜詩(1903-1978)

柳が散るにはもうしばらく時がかかるようです。コートの襟を立て、柳散る師走の人混みを歩く時、私に語りかけてくれる詩なのでしょうか。

*YASHICA ML ZOOM 35-105/3.5-4.5

*ARISTA400