ミノルタ 「RIVA ZOOM sightseer」

弊社運営部の女性社員もいよいよフィルムカメラデビューを飾ります。
使用したカメラはミノルタのコンパクトカメラ、「RIVA ZOOM sightseer」です。
レンズは35ー70㎜のズームレンズ。自動フラッシュやオートフォーカス、DXコード対応など、フィルムカメラが初めての方でも気軽に扱いやすいカメラです。
「sightseer」の名前の通り、観光旅行などのお供を考えて作られたのかもですね。

あちこち調べてみましたが、全然情報の無いこのカメラ。
輸出向けカメラか海外のOEMなのでしょうか…。
1995年に国内で発売された「カピオス20」がスペック的に近いので、この辺りのモデルの現地生産モデルかもしれませんね。

全体的にプラスチッキーでぽっちゃりなルックス。少し野暮ったさを感じるところがどこか可愛いです。

レンズを保護するバリアが搭載されています。下部のレバーでレンズの格納・展開をさせます。

こちらワイド端。ボディに対して、フラットです。
テレ端。ここまでレンズが飛び出します。ひょっとこみたい?

※勢いよく素早くレバーを操作すると、反応仕切れなくてカバーがレンズにぶつかる時があるので注意!落ち着きある紳士・淑女マインドを忘れずに。

続いて試写の結果を見ていきますと…

和の雰囲気漂う庭園。朱の発色が非常に上品です。
明暗のコントラストが激しい滝。水の流れや濡れた岩の質感が生々しく見えます。
日本橋三越のシンボル「天女(まごころ)像」。背景がある分、余計にその巨大さが伝わります。
雨上がりの歩道。植物の鮮やかな発色と湿度が伝わってくる気がします。

今回の試写にはピンボケしてしまったコマもありましたが、被写体の雰囲気がとても伝わってきました。
それと合わせてRIVA ZOOMの性能にとても驚かされました。こんなに重厚で雰囲気ある写真を撮れるなんて…。カメラ沼は恐ろしいです…。

ミノルタ RIVA ZOOM sightseer、予想以上の写りを味わえるカメラでした。
ついついカバンに入れて連れ出したくなるpoint&shootでした。

camera: minolta RIVA ZOOM sightseer
lens: minolta aspherical lens 35-70mm
film: fujifilm superia premium 400