半世紀前から常に私の側にある二枚のLPレコードがあります。十三歳の少年にとってはハードルの高い内容の歌のはずなのに何度も繰り返し聴いていました。何よりレコードジャケットの写真が素敵なのです。ジョルジュ・ムスタキの瞳の力強さと、フランソワーズ・アルディの瞳の美しさ。おの頃、大人への憧れを強く感じていた二人でした。
久しぶりに針を落として歌に触れてみると時間の長さと深さに……未だに変わらぬ様々なことに……
♡「私小説」:フランソワーズ・アルディ
この二枚のジャケット写真は私にとって永遠のテーマです。