ライカには、レンジファインダーカメラにミラーボックスを取り付けて一眼レフ化するアクセサリー、「VISOFLEX ビゾフレックス」が存在します。レンジファインダー機では対応できない、近接撮影や超望遠撮影のために用意されました。特殊機材のため業務用途で使われたものと思いますが、現在流通量は少なく、希望の状態の商品を入手することはなかなか難しいと思います。
そんなビゾフレックス用レンズの中から、今回は「エルマー 65mm f3.5」をテストしてみました。シルバー鏡胴の第1世代です。
Leica ELMAR(-V) 65mm f3.5
レンズ構成:3群4枚
画角:36度
最短撮影距離:0.33m
重量:125g (レンズヘッドのみ)
フィルター径:41mm
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65mmであれば距離計連動で対応可能なのに何故?と思いましたが、スペックを確認して納得しました。
最短撮影距離が0.33m、近接撮影が目的でした。
近接できるとあらば……ということで、いつもどおり植物園で撮影してみました。
使用ボディ:Nikon Z 6
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被写体の色によってフリンジが現れることもありますが、設計の古さを感じることは殆ど無く、良く解像し上品な雰囲気に撮影できたと思います。
ヘリコイドに距離目盛がないこと、プリセット絞り式であることで多少不自由に思うこともありますが、ミラーレス機では特段問題にならないと思います。