今回は2011年産まれのコンデジ「リコーPX」のご紹介です。
“もっと自由に、もっと自分らしく”をコンセプトに作られた一台で、でっぱりの無いフラットなデザインにカラフルなボディカラーの各色展開で発売されました。
1600万画素CCDに手振れ補正が搭載された本機はアクティブユーザーの良き相棒になったようです。
では外観を見ていきましょう。

鮮やかなライムグリーン色に、とてもスッキリしたボディデザイン。

背面もかなりシンプルです。フラッシュが切り替えレバー式なのは少し新鮮です。

上部の画像です。電源、シャッター、ズームレバーのみとなっていて直感的に操作できるUIです。

防塵防滴のためレンズは完全に保護されています。ズーム時もレンズバリア内で駆動が完結します。
レンズは換算28-140㎜相当のズームレンズで日常生活で使いやすい機能は装備されています。

まさに名刺サイズ。どこにでも持っていきやすいサイズ感です。
さてここから試写…と言いたかったのですが、この個体レンズがかなりクモってしまっています…。
このモデルの持病のようで、内部が曇ってしまいやすいみたいですね。
頑張って拭いてみたのですが、完全な除去はできませんでしたので、現状での作例になります。
掲載用にサイズを加工しています。

うーん…やはりミスティな感じが出てますねえ。ピント面はバッチリ来ているんですが、内面反射の影響とかもあるんでしょうか?

光が十分回っている環境では少しマシに見えますが、やはりどこかうっすらとクモリの影響を感じます。

逆にノスタルジックな雰囲気にも感じられてきました。日付を印字出来る機能も一役買ってくれていますね。
ここまではカラー画像ですが、このカメラにはGRのように“ハイコントラストモノクロモード”が搭載されています。
この色を抜いた光と影の世界にしたとたん、このカメラが息を吹き返します。

この荒々しいモノトーンの世界に薄クモリがバッチリはまっている様に感じました。

先ほどの同じ景色とは思えないほどクッキリと描いてくれます。雲の立体感もGRを彷彿とさせます。

調子に乗って、夜間フラッシュ撮影も試してみました。フィルムカメラのようなモノクロ写真ぽくなったかと思います。

こちらは通常の“モノクロ”モード。若干眠い写りに見えそうですが、柔らかい雰囲気になりました。

最短撮影距離は3㎝(ワイド端時)。思ったより寄れます。

クロスプロセス調。特殊現像を再現した不思議な色彩が特徴です。レンズのクモリと合わさって何やら幻想的に…。
【まとめ】
正にポケットに入るタフネスコンデジでした。発売から14年が経っているので防塵防滴がどこまで機能しているのかは不明ですが、気楽に&ラフに扱えそうな剛性感を感じました。
今回の個体、レンズのクモリは非常に残念でしたが、モノクロでの撮影ならまだ十分楽しめそうです。
これからお求めの際はコンディションをお確かめのうえお求めくださいまし。
