4月1日。

今日は4月1日。

エイプリル・フールです。

罪の無い嘘をついてもいい日とされています。しかし、午前中だけなのです。

エイプリル・フールと聞くと、このジャケ写を思い出す方もいるかと思います。

1969年9月にリリースされた、日本のサイケ/アートロックの先駆であるバンド、エイプリル・フールの最初で最後のアルバム。

日本におけるロックの黎明期を代表する名盤です。

結成は1969年4月1日。バンド名の由来はここからきています(ただしスペルは”APRIL FOOL”ではなく”APRYL FOOL”)。

しかし、同年9月の1stアルバムリリースとほぼ同時に、目指す音楽性の相違から解散。

活動期間わずか半年ほどの、あまりにも短命に終わったバンドです。

メンバーは、小坂忠(Vo)、菊池英二(G)、細野晴臣(B)、柳田博義(Key)、松本零(現・松本隆/Dr)。

その後の日本のロックシーンに多大な影響を与えてきた凄すぎるメンバー達であります。

今となってはなんだか嘘みたいなメンバーの面子と嘘みたいに短い活動期間ですが、本当の話なんです。

そして、このジャケ写を撮影したのは、いまや日本を代表する写真家のひとり、天才・アラーキーこと荒木経惟氏。

その後の日本のロックシーンに多大な影響を与えたメンバーが集ったバンドの唯一のアルバムのジャケ写を、その後の日本の写真界に多大な影響を与えた写真家が撮影した、なんて、これまた嘘みたいな話。

でも本当の話なんです。