映画用のフィルムをスチル写真向けにした「シネスティル」シリーズ。
800T(iso800タングステンタイプ)と50D(iso50デイライトタイプ)がありますが、今回は50Dのデイライトタイプを試写してみました。
外箱は黒字に青色です。800は黒字に赤色のパッケージです。
デイライトタイプ。iso感度は50と低めですが、今回の試写の場合、日中では全く不便を感じませんでした。
またレンズシャッター機の場合、ミラーショックが無いので日没付近までは比較的使用できそうです。
今回の試写も相棒、ヤシカ-Dを従えて行ってまいりました。
きめ細やかな粒子感。石の質感がよく出ている様に感じます。
シンボルの様な大きなおじさま。どこか懐かしい淡い色味です。
あっさりとしていますが、何となく瑞々しさを感じる描写です。
裏路地に惹かれやすく、見つけると撮ってしまいます。金属の反射が少し赤くなっていますね。
レトロな中にモダンを取り入れた灯籠。お洒落で素敵です。
今回は合羽橋商店街にお邪魔してきました。現像の仕方によっても微妙に結果が変わってしまうかもしれませんが、歴史を感じる商店街に淡く写るシネスティルフィルムは非常に相性が良く感じました。
他社のフィルムに比べ少し高価ではありますが、このフィルムで表現できる独特の色合いは中々クセになりますね。
いつもと違う色世界のシネスティル50D。
ブローニーフィルムはもちろん35ミリフィルムも出ているので、
是非試してみて頂きたいフィルムです。
camera: yashica-D
film: cinestill film 50Daylight(120)