フジフィルム「VELVIA50」が新しく入庫致しましたので、私事ではありますが、初リバーサルフィルム練習として実際に当店で扱っているカメラ・レンズで試写をしてみました。
今回、カメラはレンジファインダー機「キヤノン7」を使用します。
今回試したのは「キヤノン50㎜ f0.95(Lマウント)」です。
まずは練習で屋内で一枚撮影してみました。中々ピントを合わせられず全体的にボケボケになってしまいましたが、蛍光灯の色かぶりも含めて幻想的な映りで失敗してもうまく誤魔化せそう?です。
2枚目は屋外で撮影をしてみました。本来は平面な標識を斜めから撮影したからか“原”の字にピントが合い、両隣の字はもうボケてます。開放0.95ならではの被写界深度の浅さ故でしょうか。背景は原型を留めつつもしっかりとボケてくれています。
3枚目も全体的にふわっとしたソフトフォーカスな写りですが、中央の看板はしっかりとピントがきています。オールドレンズならではの柔らかい雰囲気が楽しめますね。
真ん中の“H”を狙ったのですが、完全に後ピンになってしまいました…。かなりシビアなので、開放では気軽にパシャリとやるのは練習が必要かも知れません。(半分以上私の練習不足ですが…汗)
絞り込んでみると、シャープな写りをしてくれます。1本で色々な性格をみせてくれます。ISO50も手伝ってか、赤がとても鮮やかです。
今回、キヤノン7と「50㎜ F0.95」をメインに使用してみましたが、レンジファインダーならではの軽快な撮影が楽しめました。
ですが、全体の重量がかなりのもの(ストラップはあった方が良いと思います…)、レンジファインダー用レンズとしてかなりの大きさなので結構目立ってしまう(私自身はシャイなので人目を引くのは苦手なんです…汗)
【おまけ】せっかくなので、他のレンズでも試写をしてみました。
キヤノンのLマウントレンズ100mm F2で撮影してみました。ISO50の感度でも夜の街並は撮影できました。しかし1/8とスローシャッターでかなりブレてしまったので、三脚があるとよりクオリティを上げられたかも知れません。
ロシア製の安価レンズ「インダスター」で撮影してみました。意外と言っては失礼ですが、リーズナブルなお値段にも関わらず、こんなに良く写って驚いてしまいました。テッサータイプの3群4枚の構成の為か、かなりシャープに写ってくれました。
以上、初リバーサルフィルムの撮影実験でした。ネガと違い、フィルム自体に色が付いているので、光に当てて見るだけでも楽しいですね。また、露出に非常にシビアなので、露出を考える良い勉強をさせていただきました。