前回記事にて「MARIX 800T」の曇天&雨天時の試写を掲載しました。
今回は晴天時に描写は変わるのかテスト撮影です。
ちなみに、前回は24枚撮りを使用しましたが、今回は36枚撮りを詰めました。
こちらのパトローネは深めの緑色をしていてステキです。(緑色大好き)
使用カメラは「TOPCON Super DM」です。東京光学から1973年に発売された一眼レフで、「RE Super」をモータードライブ対応にしたり、シャッターロックを装備したりと発展させたモデルです。広角から中望遠まで何種類か使ってみました。
早速試写の結果を見ていきましょう。
今回もフジフロンティア仕上げです。
防衛省の電波塔。少し離れたこの位置からでも迫力を感じます。
桜を遠巻きに。タングステンフィルムでも桜のピンク色がしっかりと表現できていました。
老舗と思われる八百屋さん。風格を感じさせます。
かすかに寒色に感じるものの、日光の色味はしっかりと残っているように感じますね。
続いて夜のスナップです。
夜桜を反対側の道路から。ISO800のありがたみを実感します。
何気ない自販機も何やら幻想的な描写に。トプコールの透き通るような写りにも驚かされます。
【まとめ】
非常に使いやすいフィルムでした。青味の感じられる少し褪せたような発色は、レトロな被写体ととても相性が良かったです。また夜間、特に人工灯に対して今までの性格が一変するのが面白いフィルムでした。
このフィルムもコダック仕上げだとまた違う顔を覗かせてくれるかもしれません。
1本で2本分の描写が楽しめるMARIX800T。あなたの好みにガチっとはまるかどうか、ぜひ一度お試し頂きたいフィルムです!