ここエモいポイント~ペンタックス67 TTL編

中判カメラといえば何?という質問を受けたとき、このカメラを最初に思い浮かべる人も多いかと思います。

ペンタックスから1989年に発売された中判一眼レフです。(初代ペンタックス6×7は1969年発売)

35mm一眼レフをそのまま大きくしたようなスタイリングは、他の中判カメラには無いものです。

お化け、という言葉に”図抜けて大きいもの”の意があることから、ひと昔前は「お化けみたいなペンタックス」、略して「バケペン」なんて愛称で呼ばれたりもしていました。

現在でも、有名写真家をはじめ、プロ・アマ問わず愛用者の多い人気機種です。

そんなペンタックス67のエモいポイントはここ!

とりあえず、その部分が取り外せるので、取り外してみました。

ただの輪っかと言うなかれ。

どこのパーツでしょうか。

シャッタースピードダイヤルに嵌め込まれているリングなのです。正式名称は不明です。

ただの飾りリングと言うなかれ。

TTLファインダーを装着すると、こうなります。

リングをつけないでTTLファインダーを装着すると、こうです。

この差。この差で、使いやすさが大きく変わってきます。試せる方は、ぜひ試してみてください。

このリングが無いと、シャッタースピードダイヤルがスムーズに回せません。そして、それは小さなストレスとなります。

小さなストレスも、使っているうちに積もり積もって、大きなストレスとなります。そして精神衛生や健康にも関わってきます!

ただのリングと言うなかれ。このリングはあなたの寿命と同等です!無くさないようにね!

…はい、言い過ぎました。

でも、無くすと、がっくりしたり、けっこう嫌んなっちやうのはたしか。このリングだけを単体で手に入れようなんて、ほぼ不可能ですから。

ペンタックス67 TTLのエモいポイントは、シャッタスピードダイヤルに嵌め込まれているリング。

異論は認めます。