ビクターマークそのままの「ニッパー」君の陶器が目に入りレコード好きの私は思わず窓越しに店内を覗いてしまいました。蓄音機や沢山のレコード(SP)が照明に浮かび上がって魅力的です。テレビや映画でのシーンで音は聞いたことはありますが本物の音は聞いたことはありません(お邪魔するのは別の日に…)。ニッパー君のかたわらで私の心に矢を突き刺す刺激的な陶器の人形にも釘付けになりました。
蓄音機から流れる音楽を想像し人形を見ているうちに世界恐慌を背景にしたボニーとクラウドで有名な「俺たちに明日はない」(1967年製作)や「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」(1984年製作)の二本の映画の殺伐とした内容と強烈なラストシーンを思い出しました。
日本と言えばファッション・文学・音楽が花開いた大正から昭和初期。心に浮かんだイメージはロマンに満ちた銀座の最後の街並みでした。
Leica D Vario-Elmarit 14-50/2.8-3.5 ASPH