合成ではありません

東銀座にある改造社ビル(改造社書店)をはじめて見たとき、側にある歌舞伎座よりもその視覚的インパクトは言葉になりませんでした。面白いという単純なものではなく老子の道に通ずる世界観のような感動でした(私見)。

見るからに歴史を知る改造社ビルと居酒屋から漏れる若者たちの奔放な会話は働くことに対する日本人の純粋な一途さと内に秘めた心模様を吐き出す面との線引きが左右はっきりしていて本当に素晴らしい。

私どものビルもエレベーターホールをはさんで左手に銀座山形屋さん右手に銀座カツミ堂が並んでいます。改造社ビルに受けた類似点を私は感じます。それは商品の質感の違いです。山形屋さんは着心地のよい生地を形に私どもは質のよい硬質な写真機材をそれぞれ素敵を信頼という形に変えて人々の暮らしにお届けしています。(あくまでも個人的な感想ですが)

冒頭に「歌舞伎座よりも…」と書きましたが、歌舞伎座と背後にそびえるタワーをセットとして眺めていると最初に気づかなかったものが見えてきたように思います。

▲歌舞伎座:Minoltina-S/Kodak GOLD200

D VARIO-ELMARIT 14-50/2.8-3.5