銀幕の小さな部屋「RONIN(ローニン)」

突然ですが、皆様は映画をご覧になりますか?

実は私、以前映画館で働いていて、その頃に映画用35㎜フィルムを扱っていた事がフィルムカメラに興味を持つきっかけになったのです。

そして、カメラ屋さんで働き始めて約半年、ふと映画を見ている時に劇中の小道具として登場するカメラを意識するように…。

修行中の身で小生意気ですが、はやくも職業病でしょうか(汗

そこで、暗闇に輝く銀幕の世界で活躍するカメラ達にスポットを当てたいと思います!

初回は1998年に製作された「RONIN」です!

※武田鉄矢さん主演の「幕末青春グラフィティ RONIN坂本龍馬」では有りませんのでご注意を!

【あらすじ】目的もお互いの素性も知らされないまま、大金の為にある計画を実行する為に雇われたプロの男たち。決まった雇用主が居ない事から自らを自虐的に「RONIN(浪人)」と重ね、確実に計画を実行していくが…

ロバートデニーロを主演に向かえ、ジャンレノ、ショーンビーン等、豪華キャスト陣で送る「ちょいワル親父アクション」

その中から、主人公サム(デニーロ)が使っているカメラをピックアップします。

ターゲットの偵察任務で、夫婦旅行を演じるサム。ホテルのカフェでコーヒーを飲む彼のテーブルにあるのは、1台の黒いカメラ。フィルムの箱を差し込めるホルダーは無く、確認窓が付いてます。

映画「RONIN」より引用。

ライカです!しかも王道の【M】型ではなく、一眼レフ【R】シリーズを使用している様です。

画像で確認してみると、やや丸みを帯びたプリズム部にボディ右側に白地で印字があるあたり、恐らくライカR6.2かと思われます。

映画「RONIN」より引用。

劇中冒頭で「銃を使うなら1911かな〜」とかなりクラシカルなチョイスをするサムなので、現行機(当時)を使用するのは少し意外でした。(使えれば何でも良いと発言したり、SIGP228を使ったり、特に拘りは無い模様)

しかし、電子制御式ではなくどんな状況でも確実に作動する機械式シャッター、さらに最高1/2000の高速シャッターを搭載しているR6.2をチョイスしているのがさすがプロということでしょうか。

映画「RONIN」より引用。

カメラの使い方を教えるフリしてちゃっかりターゲットをノーファインダーで撮影するサム。さすがです。

そんなサムが操るライカR6.2Blackですが、当店も入荷しております!是非この機会に実物をご覧ください!(売り切れの際はご容赦くださいますようお願い致します。)

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出典:RONIN(1998年)

監督:ジョン・フランケンハイマー

出演:ロバート・デ・ニーロ、ジャン・レノ、ショーン・ビーン、ジョナサン・プライス