1971年発売の、ニコンFに続く2代目フラッグシップ一眼レフ。
ニコンFとF3の間に挟まれて、なんだかちょっぴり地味な存在な気がしますが、ニコンFのウィークポイントをひとつひとつ改善し大幅なブラッシュアップが図られており、その完成度の高さから「ニコンの銀塩一眼レフの最高傑作」との声もあるのです。
そんなニコンF2アイレベルのエモいポイントはここ!
正面…
ではなく、背面にまわります。
寄って寄って、ここ。
ファインダーの背面部。後頭部と言ってもいいでしょう。どうですか、この曲線。
ニコンファンの間では、ニコンFの鋭角トンガリ頭こそ至高!とする向きも多くありますが、F2アイレベルのこのテロンとした後頭部を見て、胸の奥にさわさわとさざ波の起きる人もいるのではないでしょうか。
この絶妙なライン。新幹線や戦闘機、スーパーカーや旧車を彷彿とさせます。
そして、なんと言っても、ウルトラマンを思い出させるのです。
想像してみてください。黒い革を赤に変えたらどうでしょうか。
…ほら、初代ウルトラマンです。初代ウルトラマン以外の何者でもないのです。
というわけでニコンさん。
貼り革を赤に変更したF2の復刻モデルを作ってみませんか。
その名も「シン・ニコンF2」。
変身の時に掲げるベータカプセルを模したフィルムケースかなんかをセットにして。
何なら、リモートレリーズの機能を内蔵させて、ベータカプセル型リモコンでリモート撮影が出来るなんてのも良いかと。
庵野秀明監修の特製ボックスに入れて…
どうですかニコンさん。無理ですか。ああそうですか。
というわけで、ニコンF2アイレベルのエモいポイントは、間違いなく、ファインダーの後頭部。
異論は認めます。