今でも活躍できるオールド望遠レンズ!「Auto Nikkor Q.C 135/2.8(Ai改)」

不変のFマウント。
ミラーレス一眼用のニコン1「CXマウント」や新規格「Zマウント」が登場していますが、フィルム一眼レフからAF一眼、デジタル一眼レフまでニコンは一貫して同一のマウント「Fマウント」を採用してきました。
多少の制約があるものの、デジタル一眼レフにフィルムカメラ時代の多種多様なマニュアルレンズを純正で取り付け出来るのもカメラメーカーとして長い歴史を持つニコンならでは。

そんな中、今回はポートレイトレンズとしても使いやすい135㎜ f2.8をご紹介です。

当時としてはかなり明るいf2.8として1965年に登場。
今回のレンズはマルチコーティングが採用された次世代モデルです(1974年)。
レンズ構成は4群4枚とのこと。

かなりの大柄な佇まいです。D750に装着しても違和感がありません。

レンズ鏡胴部分には被写界深度の目盛りが色分けで刻まれています。カラフルでオシャレですね。
Ai改造の証として、穴あき“カニ爪”とマウント部にAi連動レバー用の突起があります。

ちなみにこのレンズ…

フードが組み込み式になっていて、必要に応じて展開させることが可能です!別途持ち運ぶ必要が無いのも好感度アップです。軽く回して固定出来るのも素敵ですね。

ではここから試写です。機種は前述のD750を使用しました。
JPEGでISO800固定、ブログ用に画像サイズを変更してます。

冬の街灯飾りを和光を後ろボケとして。強い光源を入れてもフレアやゴーストは抑えられているようです。

今回の構図では後ろの玉ボケが若干うるさくなっちゃいましたが、ピント面は非常にシャープですね。

室内にて人形を開放&最短撮影距離(1.5m)で。望遠レンズのため被写界深度は浅いですが、合焦部分はしっかりと解像しています。

【まとめ】
ボケを活かしたい一枚に、頼もしい味方が出来たような気がしたレンズだと思います。
個人的には見た目に反してそこまで重く感じませんでした。
どこかニッコールのシャープさとは少し違った柔らかな写真が撮影出来たのも嬉しい誤算でした。
構図やシチュエーション次第かもしれませんが、厳密に拡大して見てみると偽色など目立ってくる可能性もありますが、コーティングが非常に優秀なのか逆光に気を遣わずバシバシ撮れそうなのでどんどん角度を変えて写真を撮りたくなる、そんな一本に感じました。
ズームレンズの台頭により、この範囲の単焦点望遠レンズがお手頃に入手しやすいのもおススメポイントですね。
オールドらしからぬ(?)癖のないヌケ良い写り。
手堅い結果と柔らかい雰囲気をお求めの方にお試しいただきたいレンズです。

※Ai連動レバーが可動式ではない機種はAiモデル、またはAi改造されているレンズをお探しください!